最低賃金の本来の趣旨は・・・

最低賃金は毎年10月から適用されますね。今年は40円ぐらい上がるとニュースで言っていたのを聞かれて、気になっている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

厚労省から「最低賃金の答申がなされた」という発表がありました。今年は愛知で41円、岐阜で40円のアップなので、それぞれ1027円、950円となるようですが、他の都道府県など詳しくお知りになりたい方は以下のリンク先をご覧くださいね。

全ての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされました

最低賃金というのは、もともとは地域ごとの賃金を調べて平均をはじき出し、それを大きく下回るような低い賃金を設定できないようにして、働く人たちの生活を守ろう、とか、過剰な搾取はやめさせよう、といった趣旨だったと思います。

だから、何年か前、たぶん今から15~20年以上前は「○○円上げよう」といったことはなくて、単に平均を見ながら決めていたと思います。

それが今や、最低賃金を上げて日本中の賃金を上げようと考えているみたいで、なんとなく政治の道具に使われてしまっているような感じがしますね。

景気が良くなって企業が儲かれば、賃金も勝手に上がり、平均も上がるから最低賃金も上がる、といった流れが本来の姿なので、最低賃金を上げて儲かってもいないのに無理やり賃金を上げさせようとする今の流れに違和感を感じている方も多いのではないでしょうか。

少し近況を。

労災事故がちょくちょく発生していまして、給付の申請だけでなく、その後の防止対策の労基署への報告(なにをしたらいいか、どういう風に書類を作ったらいいか・・・)など対応しています。

労災事故が起きると、ケガの度合い、休業の長さ、業種、どんな事故か・・・さまざまな要素を踏まえて調査が行われ、再発防止への取り組みを求められます。お困りの事業主様はぜひご相談くださいね。

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