労務デューデリジェンスを行いました

先日、M&Aにおける労務デューデリジェンスを行いました。デューデリジェンスというのは、買収側の企業が売却側の企業をあれこれ調べることですね。「会社を買ったのはいいけど、○○な問題があって困っちゃった。そのためにうん百万円も費用がかかってしまって大変だった!」なんてことにならないために、いろいろ調べてリスクを事前に把握したり、その後にかかりそうな費用を見積もって値引きの交渉材料にしたり・・・といったことでしょうか。

デューデリジェンスにはいろいろあるけど、社労士の分野で言えば、不払い残業がないかとか、労働に関する法令に違反している状態になっていないかとか、そんなようなチェックをすることです。最近は労働に関する諸問題が社会問題としてクローズアップされてきているので、「労務関係のことをしっかり押さえておかないとヤバい!」ってことが多くの経営者にも伝わってきている感じですね。

さて、今回の調査ですが、ここ1年間の勤怠情報を含む給与関係の資料とか、就業規則と社内規程、労使協定など、いろいろと見ながらチェックしてたら何点か気になるポイントが見つかりました。それで、まあまあボリュームのあるレポートになりましたが、「お陰様でM&Aは順調に進みそう」との報告を受けたので、お役に立ててよかったな、と思っている次第です。

 

あと2か月ほどで今年も終わりますね。ここ何年かは夏の気温が長引いているので短い秋ですが、この穏やかな季節を上手く楽しみたいものです。

人事労務コンサルティング

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