社労士事務所

今年の労働保険年度更新は

4月に入って新しい年度に切り替わりました。個別(※1)の事業所は6月から7月にかけて労働保険の年度更新を行いますが、労働保険事務組合は今頃がちょうど年度更新の処理を進めている時期です。私ども「労働保険事務組合 あんしん協会」に委託している事業所の皆様にはいろいろとご協力をいただいており、感謝申し上げます。

さて、今年の年度更新では、昨年の途中で雇用保険料率が変更になっているため、少し手間が増えました。「毎年の労働保険年度更新は自社で行っているが今年は面倒なので誰かに頼みたい」という場合は社会保険労務士事務所に依頼すると間違いないですね。

この数年間は法律もあれこれと変わっていっているので、社労士事務所と付き合いがあるといろいろと相談できていいのではないかと思います。

最近の相談事例としては、ハラスメントについて、求人について、年次有給休暇の管理について、運送業の賃金制度の変更について、育児休業期間中の労働について、社会保険の加入証明について、出産祝金の金額について、従業員としての雇用から業務委託への転換について、ちょっとここには書けないような恐ろしい事件について・・・など、簡単な事案から複雑なものまでいろいろあります。

お困りの方はぜひご相談くださいね。

 

 

今年のGWは天候が微妙ですね。出勤日に良くて休日に崩れそうな感じです。少し前に購入した車載冷蔵庫とリン酸鉄リチウムのポータブル電源を活躍させるのが待ち遠しいです。
みなさん、よい連休をお過ごしください。


※1:私たち労働保険関係に携わる者は、労働保険事務組合に労働保険事務を委託していることを「委託」、委託していないことを「個別」と呼んでいます。いわゆる業界用語ですね。

(求人募集続き)短時間正社員も選択可です

前回の記事でパートタイマーの募集をしていると書きましたが、正社員も募集することにしました。

そして、正社員は通常の8時間労働だけでなく、7時間や6時間といった少し短い時間で働きたい人のための「短時間正社員」を希望に応じて選択できます。

実際に現在当事務所で働いているスタッフの中にも、パートタイマーから短時間正社員に切り替えた人がいます。今は多様な働き方を認めていく時代ですから、短時間とか週休3日制とか、そういうのを積極的に取り入れて、優秀な人材を発掘したいと考えています。

 

少し前にサントリーの社長が言い出した45歳定年のことが話題になりましたね。

高年齢者雇用安定法で定年は60歳を下回ることはできないと定められているし、超高齢化が進む日本にあっては年金受給開始年齢とリンクさせながら雇用義務年齢をを引き上げるようとする力が働いているので、45歳定年なんてのはまったくありえない話なんですが、「そのぐらいの年齢から新しいことに挑戦するような人材でないと高い給料は払えないよ」という大企業の本音が出てしまったのでしょうね。

顧問先の社長が、大企業から迎え入れた社員が新しいことにぜんぜん取り組もうとせず、言われたことはやるけど自発的に仕事をしようとしないと嘆いていて、「前例を踏襲して無難に年を取るのが大企業での処世術だろう」と言っていたのを思い出します。そんな感じでずっと勤めてたなら、45歳から新しいことに挑戦するのはなかなか大変そうです。

当事務所が募集している人材は、もちろん20~30代の若い人も対象ですが、それより年齢が高くても新しいことに挑戦する気持ちがある人は大歓迎です。

ハローワークや年金機構などに申請する書類は、かつては手書きで作成していましたが、現在はそのほとんどを電子申請で行うため、ある程度のPCのスキルが要求されます。人によってはすごく難しいと感じるかもしれませんが、PCが嫌いでない人にとっては新しい知識とスキルが向上し、社会保障制度など世の中の仕組みもわかり、楽しく感じられると思います。